ガラケー、日本独自の携帯電話は年々減少傾向にあって今年あたりで収束フェーズに突入するのではないかという話でした。
これの理由を次のように説明していました。
ガラケーの開発には1人一台のICE(高価な開発ツール)が必要だが、
AndroidであればUSBでターゲットボードに接続するだけで大方はデバッグできる・・・
というのが主な理由なのだそうである。
つまり台数がたいして出なくなるとイニシャルコストをペイできないので開発費を削られる。
それなら高価なデバッグツールを使うガラケーの開発というのは割に合わないということになるのだそうだ。
ただしAndroid携帯にするとメーカーの独自性が出しにくいというのが問題になってくる。
日本のガラケー会社にすればAndroidの土俵に上がれば中国や台湾のメーカーとコスト競争せざるえなくなり、
人件費の安い国で大量生産される携帯電話はすでに日本独自の技術じゃないと作れないハイテク製品じゃないんですな。
つまりハードウェアで勝負する時代はとっくに終わっており、
ソフトウェアは誰もが無料の開発環境で(努力すれば)作れる時代になったから ガラケーメーカーがソフトウェアで独自性を出すのが難しい。
するとどうなるかといえばiTuneのように楽曲や写真をネット経由で共有できるクラウドサービスに移行しているわけである。
つまり全員が高価で馬鹿力のあるパソコンを使わないと音楽を聴いたり写真を印刷したりすることができないわけじゃない。
スマートフォンやタブレットでもそんなことは充分にできるわけですからパソコンが不要になりつつあり、
サービスが主役になりつつあるわけですな。
アップルやマイクロソフト、GoogleやAmazonなどいまでもクラウドサービスが利用できることで有名な企業はこれからも伸びていくでしょう。
それに比べて日本メーカーはまだパソコンが主役だと考えており、
サービスで勝負するという考え方はあまり見受けられない。
これはいまだに「モノづくり日本」が神風のように信じられていたりするあたりに思い違いがあって、
mixiやfacebookのようなアチラの世界に主戦場が移行していることに気がつかない、いや気がつきたくないのが実状でしょうか。
だってモノを作って売ることが正義だと信じられていましたからね。
まぁそこまで言うなよという意見もあるかと思いますが、
iPhoneが発表されたときにアンナもの売れるわけがないと宣いた人々はiPhoneという物質にしか着目していなかったわけで、
アップルはその先にクラウドサービスを展開するための道具としてiPhoneを発売したことに気がついた人は当時どれほどいたでしょうか。
そしてiPadが登場したときにただの大きいiPhoneだと思った人はまだweb2.0がなにであるかすら理解できていなかったのでしょうか。
クラウドサービスを浴びるように使い切るにはやはりiPadのサイズが必要でした。
それは写真や音楽の共有だけでなく、メールやブラウジングに始まり、
文章を書いたりアイディアをまとめたり絵を描いたり、本を読んだりするのにはやはりiPhoneのサイズではなくiPadのサイズになるんですよ。
ちょっとまえに7インチのiPadというウワサ話がありましたが、
7インチがダメな理由はまさそこにありましたし、
実際に7インチのタブレットが売れていないのもそも中途半端さが仇となっているとメーカーすら告白してしまいました。
iPadと同じサイズのAndroid端末もあります。
しかしAndroid端末だから売れるのではなく、
その先に展開されるサービスがどれだけ心地よいかで売れるか決まるということに気がついているのかな?
iPadが発表されたときにジョブズはソファに座ってiPadを操作していたよね。
あれが強烈なメッセージなんですよね。
つまり机の上にあるパソコンに向かう時代は終わっており、
ソファにかけて使うのが次の時代なんだよということであります。
AndroidのセミナーでAppleの戦略を紐解かれるとはおもいもせなんだ。
でもキッカケはAppleにあったりするから、
やはりAppleのやり方を解いてみるというのは正解だったのでしょう。
Macintoshというパソコンはしばらく続きそうですが、
iCloudがどのようなサービスとなっていくのか実に楽しみにだったりします。
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